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2015年5月21日(木)定例ミーティング

(会議の様子、後ろの建物は任天堂。) 2015年5月21日に定例ミーティングをもちました。 先週の京都市住宅管理課への要望書提出のときの様子を土田さんから報告。 また明日のCIL豊中訪問の予定を確認しました。CIL豊中が機関紙で住宅問題についてあつかっておられるのを読んで、これはぜひ話をうかがいにいこう、という流れになりました。 ところで、なぜ屋外かというと、別件の会議に押し出されて、ここに自然とみなが集まって、結果的にこうなりました。 外でわいわい話をしていると、おひとり生活保護の住宅改修の相談に来られました。 シビアな内容でしたが、天気がよかったせいか、みな満面の笑顔です。。 ご関心持ってくださる方、木曜日13時30分からJCILにて、ミーティングしています。ぜひあそびにきてください。事前にご一報いただけるとうれしいです。

生活保護の住宅扶助引き下げ

(写真はある日のミーティングの様子です。みんな何を熱心に読んでいるのでしょうか。忘れてしまいました。) 生活保護の住宅扶助が2015年7月から引き下げられます。区役所のケースワーカーに聞いても具体的な金額はまだ知らされていないようでした。第22回社会保障審議会生活保護基準部会資料を見ていると、京都市は42500円から41000円くらいに引き下げられるのかなあ、と推測しています。 ◆2015年1月9日 第22回社会保障審議会生活保護基準部会資料 http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/kijun02_1.pdf ちなみに、車いす利用者などの住宅を探すのが困難な人は特別基準該当という扱いになり、×1.3の55000円くらいで住宅を探すことができていました。民間賃貸でバリアフリー住宅を55000円で探すことがいかに難しいか。というか、ほとんどないんじゃないでしょうか。また保証人問題もあって民間賃貸のハードルは高いです。日本自立生活センターで地域移行された方たちは、仲間が住んでいた公団に引っ越す人たちが多くいました。その公団は家賃55000円ちょうど。「いきいきハウジングリフォーム」などで手すりやスロープをつけて生活します。 ところが、住宅扶助が引き下げられると、今の家賃を住宅扶助では支払うことができません。するとケースワーカーが更新時に引っ越しをすすめるそうです。さすがに、障害者に出て行けとはいわないでしょうか。でも公団が家賃を引き下げるとも思えません。それでは、生活費を切り崩して家賃の差額を捻出することになるのでしょうか。よく大家が家賃引き下げに走るという予測をしている法律家がいますが、甘いと感じます。 今後は、住宅扶助引き下げ反対の運動もしていかないといけないように思います。 ちなみに、生活保護基準部会での議論は、公的住宅保障政策の国際比較などもされており、私たちの運動に形を与えるための助けになりました。「住みたいところに住むための運動」(by 土田)が目指すのは、おそらく「公的な」民間賃貸住宅の改修・借り上げ・家賃補助です。公営住宅の建設(ストック)と低所得者向け家賃補助(フ

第1回勉強会の記録

(写真は、勉強会とは関係なく、春の鴨川を散策中の土田さんです) 以下は、運動のために勉強会をして記録を残そうという取り組みのひとつです。 第1回勉強会、講師は、日本自立生活センター所長・矢吹文敏です。 第2回勉強会からは、映像記録も公開していきたいです。 (以下、学習会記録) ------------------------------------------------- 住まいの場づくり勉強会(第 1 回)   「障害者の自立生活と住まい」 お話 矢吹文敏さん(日本自立生活センター所長) ■講師のお話 ●障害者運動のリーダーたちと住宅問題 私自身、「住宅問題という区切りだけでお話しする機会はめったにない。 過去にもいろいろと、障害者の設計屋さんとか大学の学者さんたちも住宅問題について、車いすが動きやすい家の設計はどんなものか、という研究はしてきている。 そういう資料は探せばずいぶんと見つかる。ただそれが、実際の運動に直接結びついたかというと、なかなか見当たらないです。皆さんが体験していることでもある。 1970年代に障害者のまちづくり運動がはじまり、これまで続いてきた。街づくり運動をしてきたリーダーたちの自分の家は意外とバリアだらけ。自分の家の玄関から出られないという人が多かった。福祉のまちづくり運動のリーダーであり、日本自立生活センターの代表で、3年前に亡くなられた長橋さんの家も、長橋さんは手で自由に動けていたということもあって、玄関から車いすで直接は中に入れない。 宮川くん(*宮川泰三さん。JCIL当事者スタッフ。JCILができるきっかけになった方)が長橋さんのおうちにうかがった時でも、ごろんごろんと転がるしかない。東京であれ、大阪であれ、活動家は自分の家をあまり公開することなく内緒にしてきた。私も実家がお寺で、お寺なんてバリアだらけ。私の家に来ようとすると、けっこうな坂道をのぼってこなければならない。 外では「街づくり運動ー」とか「行政なんとかしろー」と言っていたが、家に帰ったら「誰かあけてー」と言わなければならなかった。最近、時代の流れのなかでかわってきた。京都は1970年代向島ニュータウンや洛西ニュータウンができてきた。市営住宅の一階に2戸分の車いす住宅を

京都市住宅管理課に要望書を提出

(写真は昨年度の車いすと仲間の会キャンプ地の琵琶湖です) 京都市市営住宅に内覧の仕組みをくわえる要望書を提出してきました。 同じ要望は数年前から出し続けてきました。 今年は新しく選出された市会議員の方々にも要望させていただこうと思っています。 どうぞよろしくお願いいたします。 (以下、要望書です) ------------------------------------------ 2015年5月14日 京都市長 門川 大作 殿 日本自立生活センター(JCIL) 〒601-8036  京都市南区東九条松田町28 メゾングラース京都十条101 TEL:075-671-8484   FAX:075-671-8418 担当:土田五郎・高橋慎一 市営住宅の運営に関する要望書 私たちは、京都の南区に拠点をおく障害者の権利擁護団体、日本自立生活センター(Japan Center for Independent Living: JCIL)です。私たちは、2008年から京都市住宅管理課、京都市住宅政策課、京都市住宅供給公社、京都市障害保健福祉課に市営住宅の運営に関して要望をしてきました。 たとえば、空き家状態になっている部屋に改修予算をつけていただいたり、優先入居枠を増やしていただいたりしてきました。また、2012年からは車いす住戸当選後の入居前(二次審査前)に部屋の内覧をさせていただけたらとお願いしてきました。2014年には、神戸市の車いす住戸内覧の取り組みをご紹介しました。そして神戸市と同様に、二次審査前に車いす住戸を内覧して、和室の段差解消などの必要な改修を、入居前に地方自治体負担でおこなっていただけるように、要望しました。 車いす住宅の設計や運用には、実際に住宅に住む車いす使用者のニーズ把握が絶対に必要です。そこで、私たちは現在車いす住宅に住んでおられる車いす使用者に独自の聞き取り調査をおこないました。その調査結果を要望の根拠になる資料として添付させていただきます。 この間、日本の障害者をめぐる情勢は大きく変化してきました。障害者権利条約の批准、障害者総合福祉法、障害者差別禁止法、障害者基本法など国内外での法制度整備もすすみ、地方自治体レベルで